「脂溶性ビタミン」カテゴリーアーカイブ

脂溶性ビタミンとは?脂溶性ビタミンの種類とそれぞれの効果について

脂溶性ビタミンとは?脂溶性ビタミンの種類とそれぞれの効果について

◇脂溶性ビタミンそれぞれの効果について

・ビタミンAの効果
・ビタミンDの効果
・ビタミンEの効果
・ビタミンKの効果

◇脂溶性ビタミンが含まれている食材を紹介

・ビタミンAが含まれる食材
・ビタミンDが含まれる食材
・ビタミンEが含まれる食材
・ビタミンKが含まれる食材

まとめ

以前ビタミンは大きく分けて
脂溶性ビタミン
水溶性ビタミン
これら2種類に分かれるという話をしました。
今回はその中の
脂溶性ビタミンについて紹介していきます。
はじめに、脂溶性ビタミンを簡単に説明すると、
水に溶けない性質があり、
主に脂肪組織や肝臓に貯蔵されるビタミンです。
ビタミンA,D,E,Kがこの脂溶性ビタミンに含まれるので、
今回はこれらの効果や含まれている食材を紹介していきます。

◇脂溶性ビタミンそれぞれの効果について

4種類それぞれの効果について紹介していきます。

・ビタミンAの効果

ビタミンAの効果としては、
・皮膚や粘膜の健康維持。
・視覚に関わる色素たんぱく質の生成。
などの効果が見込めます。
不足してしまうと、
・視力の低下。
・夜盲症。
・免疫機能の低下。
・骨や神経系の発達抑制。
などの可能性が出てきてしまいます。
また、過剰摂取してしまうと、
・吐き気、頭痛、めまい、目のかすみ。
長期的に過剰摂取した場合、
・中枢神経の影響。
・肝臓の異常。
・骨、皮膚の変化。
などを引き起こす可能性があります。

・ビタミンDの効果

ビタミンDの効果としては、
・骨を強くする
・小腸や腎臓でカルシウムとリンの吸収を促進する
などの効果が見込めます。
不足してしまうと、
・カルシウムの吸収率が低下し、骨を作ることができなくなる。
・骨粗鬆症のリスクが高まる。
子供の場合、
・くる病のリスクが高まる。
大人の場合、
・骨軟化症のリスクが高まる。
などの可能性が出てきてしまいます。
また、過剰摂取してしまうと、
・嘔吐、食欲不振、下痢、便秘。
・軟組織の石灰化。
・腎臓や筋肉へのカルシウムの沈着。
などを引き起こす可能性があります。
ちなみに、ビタミンDは日光にあたることで合成されるため
不足しにくいビタミンです。

・ビタミンEの効果

ビタミンEの効果としては、
・悪玉コレステロールの減少。
・動脈硬化、血栓の予防。
・細胞膜を健全に保つ。
・血圧の低下。
などの効果が見込めます。
不足してしまうと、
・肌が紫外線に弱くなる。
・生殖機能の低下。
・肩こり、頭痛、関節痛。
・シミやシワができやすくなる。
・動脈硬化のリスクが高まる。
などの可能性が出てきてしまいます。
また、過剰摂取してしまうと、
・骨粗鬆症のリスクが高まる。
・ニキビ悪化の可能性。
妊婦の場合、
・早期の破水や腹痛などのリスクが高まる。
などを引き起こす可能性があります。
ちなみに、ビタミンEは体内に蓄積されにくいため、
過剰摂取のリスクは低いとされています。

・ビタミンKの効果

ビタミンKの効果としては、
・血液凝固に関与。
・骨の健康を維持。
・動脈の石灰化を抑制。
などの効果が見込めます。
不足してしまうと、
・出血しやすくなる。
・血液凝固時間延長。
・骨折しやすくなる。
・骨粗鬆症のリスクが高まる。
などの可能性が出てきてしまいます。
ビタミンKは、
過剰摂取しても今のところ健康被害は出ていないとされているので、
不足しないようにだけ気を付けましょう。

◇脂溶性ビタミンが含まれている食材を紹介

それぞれ簡単に紹介していきます。

・ビタミンAが含まれる食材

「豚レバー」「鶏レバー」「全卵」「うなぎ」「牛乳」「チーズ」
「にんじん」「ほうれん草」「ブロッコリー」「トマト」
などが代表的な食材になります。

・ビタミンDが含まれる食材

「鮭」「さんま」「ひらめ」「きのこ類」「卵」
などが代表的な食材になります。

・ビタミンEが含まれる食材

「アーモンド」「かぼちゃ」「ひまわり油」「うなぎ」「ツナ缶」
「イワシ缶」「豆腐」「ドライトマト」
などが代表的な食材になります。

・ビタミンKが含まれる食材

「しそ」「ほうれん草」「ブロッコリー」「のり」「わかめ」
「ひじき」「納豆」
などが代表的な食材になります。

まとめ

脂溶性ビタミンは特に過剰摂取になりやすい栄養素になるため
気を付けて摂取していきましょう。
この記事がみなさんの参考になることを願っています。